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ストーリー

 広島,五十嵐伝2016,特設,プロレス

「今が ピークなんです。」

春、学生プロレス同好会の扉を叩いたのは、事故以降、新しい出来事を覚えにくいいう”記憶障害”を負ったひとりの青年、五十嵐。段取りが覚えられない彼の唯一の手がかり、昨日を今日に繋げるのは、カラダに刻まれたアザと痛みだけー

本作は、モダンスイマーズ第6回公演『五十嵐伝〜五十嵐ハ燃エテイルカ〜』(2004)の舞台初演後、『ガチ☆ボーイ』(主演:佐藤隆太、監督:小泉徳宏/2008)として映画化もされた青春グラフィティです。

やりたいことをやる。

先行きの一層見えない世の中にあって、何かを突き破りたい一心で、ただシンプルに「生きること」に向き合った、直球勝負の青春群像劇をお届けします。皆さんの背中をそっと、力強く、明日へと押せる作品。

演劇界の第一線で活躍する、当代きってのストーリーテラー、蓬莱竜太氏を再び広島に迎え、地域の演劇人たちと公演創作に取り組みます。ご期待ください。

それでも今日を、生きるために

 広島,五十嵐伝2016,特設,蓬莱竜太

「観て、参加して。」

広島の役者、東京の役者、他県の役者がごった煮になって一つの作品を創るわけです。長年役者をやってきた者、最近始めた者、これから志す者が一緒になって稽古をするわけです。楽しいです。

演劇引力廣島の作品に参加したことがきっかけで上京したものもおります。その作品を観て、役者を始めた者もおります。

「観る」ということは時として自分の人生を変えられる場合があります。

創り手が人の人生を変えるなんて、そんなおこがましいことは考えておりませんが、「観る」はそういう可能性をはらんでいるスリリングな体験なんです。

是非僕たちが創った作品に「観る」ことで参加してくださいませ。

その時のために必死で稽古してますから。

手ぶらでは帰しません。

作・演出 蓬莱竜太

1976年生、兵庫県出身

1999年、劇団「モダンスイマーズ」の旗揚げの参加。以降、「モダンスイマーズ」の全作品の作・演出を手がける。次回劇団公演は2016年4月。最近の劇団外の主な舞台に「木の上の軍隊」(脚本/2013)「ブエノスアイレス午前零時」(脚本/2014)「正しい教室」(作・演出/2015)「スコット&ゼルダ」(上演台本/2015)など多数。脚本を担当した映画「ピンクとグレー」が2016年に公開される。今後、舞台、映像にと活躍がますます期待されている。2009年、「まほろば」で第53回岸田國士戯曲賞受賞。演劇引力廣島での作・演出は2年ぶり二度目。

 

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